午後から椛島に行ってきた。一時間で終わる仕事だが、午後4時まで拘束される。理由は渡海船のダイヤによるものだ。だが、まぁ、いい。ここには我々、福江島在住都会人を魅了するスレていない海がある。
釣り竿さえあれば退屈させない海。
案の定、仕事は一時間足らずで完了。同行した小学生のマユちゃんと港へ向かった。防波堤の目の前を速いカレントが走る。足元でキビナゴのベイトボールがせわしく形を変えている。どうやらネリゴが追っているらしい。
マユちゃんの一投目、「ガボッ!」。メバルロッドがバットからひん曲がる。そして悲鳴。「キャ〜ッ!」。ゼラに習ったというポンピングで応戦。そしてゲット!
「よ〜し、さらにっ!」
「ちっちゃいのも居るよ〜・・・」
キツネも来た。