2009/01/14

釣人の願い

息つく暇が無いほど忙しいと、コソーっと釣りに行きたくなる。
逆に暇過ぎると釣りなんて行きたくもない。
分かるでしょ?
どうにかこうにか釣りに行ける動機付けが保てればいいな。
とりあえずがんばろう。
だって釣りを断てる自信が無い。






「釣人の願い」

草花の香にかこまれて
せせらぎには耳を傾け
陶然と釣糸を垂れる
恋人を呼び交わし
清らの愛を誓う鳩

それらを息吹く西風は
豊かな精気をまき散らす
ひんやりと 露は花に口づけし
五月雨はそれを洗い清める
いずこともなく 恋人の唄が流れ
樹影では
黒鳥が雛を慈しむ

雲雀はせっせと巣作りに励み
ここに憩い われはひそかに
俗事のかなたに思いをはせる
とるにたりぬ悩みごと
喧噪のなかの公事雑事
それらを超えて われひとり
岸辺に座して楽しまん
愛犬を連れ書を持ちて
終日川辺に安らわん
愛犬とともに野食を讃え
太陽の輝き
やがて没するを見る
翌くる日の出の輝くを
いずくの野でか また仰ぎみる
静止のなかで時をおくり
釣りのほかには雑念もなく
安らかなる往生をとげん

アイザック・ウォルトン『釣魚大全』より

2 件のコメント:

  1. やねこ1:45 午前

    かつての寒村の人々が
    疲れているときほど子作りに励んだ。
    というアレと似ていますな。

    カラダが疲れているときほど、
    精神の開放を求める。
    というアレかしら。

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  2. あ、確かにそれもありんす。

    返信削除

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