亡き王女のためのパヴァーヌ(原題:Pavane pour une infante défunte)はモーリス・ラヴェル、二十歳の作品。その後1910年に、自身がオーケストラ版に編曲した。
やはりピアノの方が断然いいわけで、いつ聴いてもグッとくるもんがある。
自身が自動車事故により記憶障害になった時、この曲を聴いて「この曲はとてもすばらしい。誰が書いた曲だろう。」と言ったという。
クラシックをろくに聴いてないけど、ラヴェルの音楽はまるで絵画のようで好き。この「亡き王女のためのパヴァーヌ」はルーヴル美術館にあった若い王女の肖像画(ベラスケスの作品らしいけどどの絵だろう・・・)にインスピレーションを得て作曲したという。同時期のピアノ曲「水の戯れ」(Jeux D’Eau, 1901年)なんてもろ絵画ですよね。
「作曲家は創作に際して個人と国民意識、つまり民族性の両方を意識する必要がある」と言うのがラヴェルの考え方だったみたい。ピアノ公演を行なうため渡米した際、アメリカの作曲家達に「ヨーロッパの模倣ではなく、民族主義スタイルの音楽としてのジャズとブルースを意識した作品を作るべきだ」と、アメリカの作曲者が目指すべきスタイルを示唆している。
麻婆工房代表/まつしままさはる は、毎朝バターロールとアメリカンコーヒーを欠かさない。
ちなみにボレロは(Bolero, 1928年)・・・49歳の作品だ。
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